一夜明けinミッドナイト念仏

4月 19 2012

昨晩知恩院で夜を徹して行われておりました法要ミッドナイト念仏に行ってまいりました。
知恩院へはまさにミッドナイト、0時頃に到着しうす暗いなか山門の急な階段を昇り楼上へ。
一定のリズムで叩かれる木魚の音に呼ばれるように中に入りますと、
ろうそくの灯りでゆらゆらと照らされた仏像に向かって多くの人々が一心に木魚を叩きながら念仏を唱えております。

伺う前には思っていましたのと違い、参拝者自身が念仏を唱えています。
一定のリズムを維持するため僧侶の方が大きな太鼓で音戸をとりつつそれにあわせて参拝者が木魚を響かせます。
何よりも驚いたのが非常に若い方々が多いことです。
しかも厳かな雰囲気の中、皆一心不乱に木魚を叩きふざけた態度をとるようなこともありません。
私自身も正座をし、ひたすらに木魚を叩き念仏を唱えました。
すると不思議に心も体もすっきりし、知恩院に到着する頃疲れていた心身も帰る頃には清々しく明瞭な感覚を感じるようになりました。

国宝である山門楼上でこのような法要に参加できることは滅多にないため、
観光でお越しになられる皆様はなかなか参拝する機会が取りにくいかと思います。
しかしもし機会が合いましたら是非参拝してみるといいかと思います。

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