若葉萌ゆる

4月 28 2011

今週は晴れたかと思うと勢い曇りだし雨が降り始めたり雷も響いたりと荒れ模様の天候でした。

そんな中、先日上賀茂神社と下賀茂神社を訪ねてまいりました。
上賀茂神社は当館前のバス停から市バスで乗り換えなしでバスに揺られること40分ほど。
神社に到着してすぐに朱色に輝く鳥居とその奥に見事な枝垂れ桜が目に飛び込んできます。

まもなくゴールデンウィークが始まるというのにこの大きな枝垂れ桜は、
風に揺られて美しく咲き誇っています。

枝垂れ桜の名前は「斎王代桜」とあります。

この桜の隣の枝垂れ桜なぞはすっかり青葉になっているというのに、
今が見頃といわんばかりのこの雄姿には本当に驚くばかりです。

上賀茂神社ではその他にも満開の枝垂れ桜が青紅葉と隣りあわせで咲いており、
桜と青紅葉、清らかに境内を流れる小川は華やかさとすがすがしさを与えてくれ、心が洗われていくような気になります。

その後激しい雨に見舞われながら一時避難と下賀茂神社脇の有名な加茂みたらし茶屋で一時雨宿り。

こちらのみたらし団子は餡だけだと少し甘みが強いのですが、
それが焦げ付きの団子と絡むとちょうどよい風味になります。
このみたらし団子は、京都の下鴨神社が発祥の地だとされています。
境内の東側に御手洗社があり、みたらし池(御手洗池)という小さな池があるのですが、この池にプクプクと浮かび上がってくる「気泡」を模して作ったのがその由来・始まり。古くは鎌倉時代の頃のお話だそうです。

下賀茂神社は桜はなく萌黄色に輝く楓やくすのき、ケヤキといった落葉樹で満たされており、
その新緑は瑞々しく心身ともにリフレッシュするほどのエネルギーを注いでくれます。
入り口から本殿に続く参道は雨上がりの露に光り輝いて絵も言われない美しさでした。

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