桜満つる都

4月 07 2011

いよいよ桜の花が街中にあふれかえってきました。
当館のホームページにも桜が絢爛に舞っていますが、
京都市内の過ぎ行く町並みやお寺の塀越しに覗く桜が豊かに薄ピンク色に揺れています。

先週までは気温が低かったせいもありつぼみは固く閉じていましたが、
今週の昼間の暖かい空気にはじけるように花が開いてきました。

今年は自粛の声が広がっています。
でも、四季の移ろいを感じる日本に生まれ住むものとして、
今年もまた咲き誇ってくれる桜をしみじみと味わいまた春が来たことを祝いえればと思います。

そして今日は二つ目の話題。
今年は私たち宿の正面にある西本願寺=浄土真宗の開祖になる親鸞聖人の750回忌にあたります。
西本願寺では750回大遠忌とし今週末9日から10ヶ月にわたり大変大きな法要が執り行われます。
それと同時に今まで非公開であった施設も公開され私たち一般のものも、
施設を見ることが可能です。


伝道院は10年にわたり補修のため覆いを被せられていました。
今年はじめにその補修も終わり、風化してすすけていた建物も美しく蘇りました。
また普段は入場は出来ませんが、今年に限り大遠忌のパビリオンとして、
私たちも内部で過ごせるようになっております。
仏教に根ざした寺院風景が広がる中、独特のアーチの屋根を持つ建物は、
この辺りのシンボルでもあります。

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