白味噌のお雑煮
もうとても有名なことだと思いますが、
お正月に出されるお雑煮は各地で全く違った種類のものが作られておりますね。
味噌仕立てやすまし仕立て、丸餅や角餅などなど、
そして京都は白味噌の甘みの含まれたお雑煮が有名です。
これも各家庭から各料理屋まで千差万別の調理方法があり、
風味も全て異なっているので、どこが一番美味しいなんて野暮なことはとてもとても言えたものではありません。
でも(これは多くの京都人がそうではないかと思うのですが)、
実際普段は、白味噌はあまり食事の場に上ることはなく、
逆に言うと京都人にとっても白味噌のお雑煮というのは1年のうち元旦ないし三が日の間しか食べれない特別な季節の食べ物だと思うのです。
他の土地の皆様に比べると白味噌の料理に会うことが多いかもしれませんが、
それでも食卓に毎日並ぶ料理の中で白味噌はほとんど登場しません。
そういった地場の食材として有名ではあるけれど、
滅多に食べないがゆえに毎年新年がやってくるたびに白味噌の雑煮を食べると、
あぁ、年が明けたんだなぁ。と思うのは私1人ではないと思います。
和泉屋旅館では、
新年明けまして元旦は白味噌のお雑煮、
2日3日はすましのお雑煮をお出ししています。
すましに関しては皆さまの舌も肥えておられるかもしれませんが、
まずは当宿の京都風すましも一度ご賞味くださいませ。
画像は和泉屋旅館ではなく女将など一部の従業員が食べるお雑煮です。
旅館のお雑煮はまた今年の年末にでもご披露いたします(また随分先の話を・・・)。
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