試行錯誤
今日は料理長に呼ばれ事務所で色々と話をしておりました。
もう大体の話が終了した頃、
料理長が、今新しい御飯を作ってみてるところだからちょっと試食してみなさい。とひとくちいただきました。
炊き上がったばかりの御飯が入った釜のふたを開けると、
もうもうとした湯気と共に、ふわぁ~っと香る桜の香り!!!
しばらくして湯気が消えると目に飛び込んできたのがなんと!うっすらと桜色した艶っ艶の御飯!!
いや、本当にうわーーーーっと声を出してしまいました。
あまりにも見た目がかわいらしく、しかも桜の香りがあたりに充満していて、
視覚と嗅覚にすごく訴えてきます。
そして期待の試食です。
桜の香りがしたので桜餅のような感じかと想像していましたが、
なんと風味は紫蘇風味で筍の食感がシャキシャキっととてもとても香ばしい味です。
ちょっと冷めてからも試食しましたが、より一層美味しい。
これ、食べるのちょっと止まらないかも。と思いましたが、試食はあくまで試食なので、
グッとこらえて料理長に尋ねました。
このメニューはいつ頃献立に登場しますか?
すると実はこの桜風味の御飯は試作中で、まだ献立に乗るか分からないということです。
実はこうしてたくさんのものが試し用に作られ献立の中で日の目を浴びることになるものもあれば、
人知れず消えてゆく料理もあるということでした。
そうしてやっと出来上がる季節の献立は、練りに練った暁に用意された献立です。
皆さまそうして生まれてきた料理の数々を是非召し上がってみてください。
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