祇園祭12 24日花笠巡行ー還幸祭
さて24日は17日の神幸祭にて四条寺町の御旅所に渡られた八坂神社の祭神が八坂神社に戻られる日です。
還幸祭は午後5時頃よりの出発となりますが、その前に午前10時頃より花笠巡行が行われます。
この花笠巡行、もともと祇園祭が17日前祭と24日後祭として成り立っていたものを、
17日にまとめてしまったことから、後年改めて後祭の代わりとして興されたものです。
この花笠巡行は、子供神輿や祇園太鼓、金獅子、銀獅子、歌舞伎踊、さぎ踊、そして花街の芸舞妓さんが巡行する華のある巡行です。
巡行後には八坂神社の舞台で舞いや鷺舞が奉納されますので、巡行が八坂神社に戻る頃に見に行くことがお勧めです。
そして夕方5時には還幸祭が始まります。四条寺町の御旅所を3基の神輿が順に出発し、
烏丸仏光寺の旧大政所御旅所、三条大宮の三条御供社をめぐり午後10時過ぎに八坂神社に揃います。
この距離ざっと10km以上!非常に長い旅をされて3神は八坂神社に戻られます。
そのコースの中には有名な錦市場も含まれていたり、祗園という名から土地的には縁が計れない三条商店街にまで及んだり 、狭い道での神輿の切り返しが行われたり、そして神輿を担ぐ氏子の勇壮な様など見所は随所にあります。
そして全ての行程が終了した後、深夜3基の神輿から祭神が全ての灯りが消された八坂神社境内を厳かに本殿へとお戻りになられる様子は誰も見ることが出来ない分、神秘性のある神事と感じる方も多いようです。
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