専門職講習会

12月 11 2010


今日、厨房に顔を出すと料理長が何やら男性と事務所で包丁を引き出しながら神妙な面持ちで話をしておりました。
こちらの方は現在厨房の包丁のメンテナンスなどを一手に引き受けてくださっている研ぎ師だと伺い、
これから料理人たちに包丁のメンテナンス(包丁研ぎや手入れの仕方ですね)講習を始めるところだというので、しばしその様子を見学させていただきました。

ずらーーーーっと並んだ包丁…。壮観といおうか物々しいといおうかなんともすごい光景では在りますが、
研ぎ師の方の包丁を見つめる視線や研ぐ仕草などは無駄な動きがなく、素人には一見キレイに見える包丁の細かな欠損部分やゆがみなどを指摘していかれます。
そしてそれを真剣に見つめ、話にじっと聞き入る料理人の姿勢は心打たれるものがありました。
包丁は料理人の命といえます。
その包丁をベストな状態で管理手入れすることは、料理人にとっては大変重要なことでしょうし、こうして定期的にメンテナンスや講習会を開くことは料理を作る姿勢にも大いに影響することなのだと改めて感じるひとときでした。

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