がんばろう福島

10月 02 2011

明日より東北に行ってまいります。
そして東北を訪ねるにあたり少し今年の春頃から夏にかけてのお話をいたします。

震災後、未だ復興の道のりは長い道のりで、以前のような生活に戻るには時間がかかると聞きます。
そして福島第二原発事故は一進一退のまま半年が経ち、
福島在住の方々には少しでも早い復興を祈らずにはいられません。

そんな中、宿では春頃より、震災後何か旅館でも応援できることがないかと考えてまいりました。
一時的な応援ではなく長期的に旅館という立場で出来ることはないか?

そこで出てきたことが地酒を仕入れて販売しようというアイデアでした。
もちろん京都は有名なお酒や酒造がたくさんありますし、
京都にお越しの皆さまには京都の地酒を飲んでみたいと思われる方のほうが多いかと思います。
ですが、そこにあえて東北のお酒を織り込んで、美味しい地酒というくくりでご案内しようと思いました。
でも、京都のしがない宿なため、東北の酒蔵へなかなか繋がりをもてませんでした。
そうこうしていると偶然にも福島の酒蔵を知り合いにもつ方がおられ、
ご紹介いただいたのが会津の「末廣酒蔵」。

150年もの歴史を誇る大きな酒蔵で、
今回の大震災でも辛くも甚大な被害から逃れた酒蔵です。
早速女将が末廣酒蔵さんと連絡を取り、その後何度かに渡って主たる日本酒を仕入れさせていただきました。

たくさんの種類の日本酒を作っておられる酒蔵なので全て・・・とはいきませんが、
・晩酌に絶対お勧めのお酒 「庄助徳利」
・まるでシャンパンのように軽くて上品な微発泡酒 「ぷちぷち」
・20年以上寝かせられた熟成酒 「流転」
・また保存が利きにくいため入荷した時のみご用意します 「生酒」
を、ご用意しております。

個人的には末廣酒蔵で働かれる方々が、
お米から丹精込めて作られた「大自然」というお酒が力強く香りよく気に入っておりますが、
ご用意していますお酒もどれをとっても個性のあるおいしい日本酒です。

是非ご夕食の京会席に合わせ福島の地酒をご賞味してみてください。

コメントは受け付けていません。

Comments are closed at this time.