小鯛姿造り
正月を意識しまして、
松竹梅を様々なもので取り入れ、めでたい一品をご用意しました。
松は鯛。鯛の表面を松笠に見立て、人参と大根で立てた「けん」は竹、
そして梅の花と見た目にも華やかな造りをご用意いたしております。
正月の遊び、羽子板を山芋で表現し上には雲丹と羽根が盛られ、
烏賊で十二単を作り王朝の雅を加味。
冬の鮪はらみにもっとも脂が乗った鮪脂身も濃厚な風味が
造り全体の締めに合うアクセントを与えています。
冬場は海の幸は脂が乗り旨味が増す季節でございます。
召し上がっていただく会席の中でもお造りは全体の流れの中心に位置するため、
旨味の増すお刺身は、和泉屋旅館では冬の一品としてピックアップいたしました。