葉月の一品

8月 01 2011


祇園祭が過ぎますと鱧は名残り鱧と呼ばれるようになります。
夏のこの時期少しづつ鱧も油がのりだし風味も美味しくなります。(夏に鱧を食すのはあっさりとした身が暑さに食少気味の体に合う為で旨みは夏も過ぎた頃の方が美味しくなります)

その名残り鱧を使用し、鱧でそうめんを包み吸い物にしました。
その上にあしらわれていますのは冬瓜です。
冬瓜は夏野菜の一つですが、これは漢字を音読みしますと「とうが」となり、
その昔冷蔵庫もなかった時代には冬瓜の丸のまま冷暗所に置いておけば、
冬まで保存できるとされたことから冬瓜と呼ばれるようになりました。

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